現在、EUは、全加盟国の言語を公用語とし(なお、アイルランド語を除く)、その数は20にも及ぶが(詳しくは こちら)、加盟全25ヶ国内では、さらに多くの言語が使用されている。半数以上の市民は、すでに6歳の頃から他の言語を学んでいるとされ、多言語習得の重要性は、全く疑問視されていない。
2006年2月、欧州委員会が発表した報告書によると、56%の市民が母語以外の外国語で会話を楽しむことができる。もっとも、逆に、44%の市民は母語しか話せない。
外国語として最もよく使われているのは英語であるが、母語として最もよく話されているのはドイツ語である(18%)。なお、EU市民の14%は、母語以外に、フランス語かドイツ語を理解できるとされる。
|