5月31日の世界禁煙デーに先立ち、欧州委員会は、2006年5月30日、EU内の禁煙人口は増加する傾向にあると発表した。それによると、2002年は33%の市民が喫煙していたが、2005年は27%に低下している。また、逆に、一度もタバコを吸ったことの無い人の割合は、42%(2002年)から47%(2005年)に増加している。男女の比率でみると、男性の37%が喫煙経験の無いのに対し、女性は57%と高くなっている。
公共の場での喫煙を法律で禁止する加盟国も出ているが、これはまだ例外的に過ぎない。もっとも、市民の80%は公共の場での禁煙を希望している。レストランでの喫煙禁止に賛成している市民も56%に達している。
健康・消費者保護政策の一環として、ECは タバコ広告を規制 するとともに、禁煙キャンペーン を実施しているが(こちらも参照)、間接的な喫煙が健康に悪い影響を及ぼす可能性があることを知っている人は、75%にとどまっている。
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