2011年1月、スペインでは反喫煙法が強化され、全ての飲食店(喫茶店、バー、クラブを含む)で喫煙が禁止されるようになりました。
なお、2006年より施行されていた法律によれば、床面積が100平米を超える飲食店のみが禁煙となり(ただし、喫煙スペースを特別に設けることも認められました)、それより小さい飲食店は、喫煙か、または禁煙かを自由に設定できるとされていました。しかし、飲食店の90%は100平米を超えず、超える場合であっても、反禁煙法の適用を逃れるため、小さく分割されるというケースが多発しました。そのため、床面積を基準とする、いわゆる「スペイン・モデル」が改められ、2011年1月からは、前述の通り、全ての飲食店が禁煙となりました(参照)。
この法改正の際、室外であっても、幼稚園や学校、病院といった特定の建物の近辺では煙草をすってはならないこと、また、空港や駅は全面禁煙とし、喫煙所を設置してはならないことが新たに定められました。