従来、ドイツは、EU加盟国の中で、最も多くの資金をEUに拠出してきた。EUより還元される金額(ドイツがEUより受け取る額)を控除した負担も最も大きかったが(参照)、右表が示すように、GNI(国民総所得)比では、オランダやスウェーデンがこれを上回っていた。しかし、次期財政計画によれば、ドイツがGNI比でも最大のEU財政支援国となる(詳しくは
こちら)。なお、欧州委員会の提案(ドイツGNIの0.49%)よりは軽減されている。
イタリア、フランスに並び、イギリスの純負担額が大幅に増加しているが、これは、同国の優遇策が削減されることによる(参照)。
他方、オランダの負担は大き軽減されるが、従来の重い負担は、2005年6月の国民投票の際にも厳しく批判されていた(参照)。 これを受け、オランダ首相は、負担の軽減を要請していた(参照)。 |
ドイツ |
0.42
(+0.09) |
イタリア |
0.38
(+0.16) |
フランス |
0.37
(+0.16) |
スウェーデン |
0.37
(-0.01) |
オランダ |
0.33
(-0.11) |
イギリス |
0.32
(+0.16) |
(2007〜2013年の平均)
単位: |
各国のGNIに対する純財政負担の割合(%)
かっこ内は2004年との比較
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資料: |
FAZ |
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