批 准 に 消 極 的 な 欧 州 統 合 推 進 派
~ EUにはYes、しかし、欧州憲法にはNo 〜
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フランスの共産党、労働組合、また、その他の左派組織は、批准反対運動を繰り広げているが、しかし、それゆえに、EU統合にも反対するものではないとされる。国民に批准反対を呼びかけるのは、むしろ、よりよいヨーロッパを形成するためであり、EUのことを考えると、「今回はノー」(“Cette fois c'est NON”)と表明すべきとしている(参照)。また、左派政党が批准に反対しているのは、右派政権に対する批判の意味も込められている(詳しくは こちら)。
これに対し、フランス政府やEUは、憲法条約は現時点で最善の内容となっており、さらなる改善を期待してはならないとしている。また、フランスが批准を否決すれば、危機的状況が生じると警告しているが、フランス国民の多くは、これを真剣に受け止めておらず、メディアも、批准が見送られる場合であれ、ユーロ が消滅することはないと捉えている(参照 こちらも参照)。
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