2005年6月17日の欧州理事会で、EUの 次期財政計画 がまとまらなかった最大の要因は、イギリスが 優遇策 の見直しに執拗に抵抗したからと解されているが(詳しくは こちら)、自国への批判が集中するのを避けるため、Blair 首相は、17日の審議が終了していない段階で報道官を通じ、財政計画案に賛成しないのは、イギリスだけではないと発表している。しかし、実際には、完全に孤立していた(参照)。
また、首脳会議の終了後、Blair 首相は、今こそ市民の声に耳を傾けるべきであると力説しながらEU財政制度の根本的見直しを訴え、優遇策 の見直しを拒否した自らの態度を正当化している(詳しくは こちら)。
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