同じく12日には、トルコとの間でも、「学術・研究」に関する協議が開始されたが、キプロスからの船舶や航空機の寄港・乗り入れ禁止措置をめぐり、EU・トルコ間で対立が再び深刻になっているのに対し(詳しくは こちら)、クロアチアとの交渉は円滑に進んでいる。オーストリアの日刊紙 Der Standard によれば、欧州委員会の Rehn 委員(EU拡大担当)は、加盟交渉が早期に終了する可能性も十分にありうるとしている。終了後には、EU加盟国とクロアチアとの間で加盟協定が締結され、各国によって批准されれば、加盟が実現する。クロアチア政府は、2009年の加盟を目標に掲げている。トルコの加盟への道のりは、まだまだ長いことが一段と鮮明に認識されるようになる中、クロアチアは目標を早期に達成する可能性が高まっている。
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(参照) |
EUの第2次東方拡大拡大 トルコのEU加盟問題 Der Standard v. 13. Juni 2006 ("Kroatien nimmt erste Verhandlungshürde auf dem Weg in die EU")
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