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EU第2次東方拡大

欧 州 憲 法 条 約 批 准 危 機

「EU拡大のテンポに見直しを」


 フランスオランダ の国民投票で、欧州憲法条約 の批准が否決されたのは、急ピッチで進められるEU拡大に対し、市民は警戒感を覚えているからとされている(詳しくは こちら)。また、憲法条約が発効しなければ、拡大EUの機構制度は適切に機能しないとされる(憲法条約による制度改革は こちら)。そのため、予定されているEU拡大は再検討を要するとの見解が有力に主張されている。

 例えば、欧州委員会の Ferrero-Waldner 委員対外政策担当)は、確かに、東方拡大は政治・経済的に良い結果をもたらしているが、この大規模な拡大を「消化」する時間が必要であるとし、さらなる拡大のテンポを緩めることを提唱している(参照)。


 


(参照) Der Standard v. 12. Juni 2005 (Ferrero-Waldner will Erweiterungs-Tempo drosseln)


リストマーク トルコのEU加盟問題に関する影響については こちら

リストマーク 欧州法条約批准危機

リストマーク EUの深刻な危機の影響 





(2005年6月21日 記)