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2004年10月21日、Barroso 次期欧州委員長(内定)は、Buttiglione 氏が委員候補であることに変わりがないと発表した。もっとも、同候補の担当分野から基本権や差別禁止・撲滅に関する案件は削除され、これらは、Barroso
委員長(内定)の監督の下、委員グループ( Wallström 委員候補と Ferrero-Waldner 委員候補)の共同管轄に移されることになった。これは、同性愛は宗教上の罪であるとする
Buttiglione 氏が欧州議員によって激しく批判されたことを受けた措置であるが、同氏が
Barroso 委員長(内定)に宛てた手紙の中では、自らの発言に対する遺憾の念と、また、同性愛者を差別する意図はなかったことが強調されている。この書簡は、インターネット上でも公開されている(参照)。なお、この人事にもかかわらず、欧州議会内の社会党派、自由党派、また、環境保護政党派は、10月27日の議決では、委員会の承認を拒む姿勢を変えていない。
(参照) |
Der Standard v. 21. Oktober 2004 (Buttigliones Ressort wird beschnitten)
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(2004年10月22日 記) |
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2004年10月27日、Barroso 新欧州委員長(内定)は、欧州議会による一連の批判を考慮し、退陣を表明した(参照)。また、批判の矢を浴びされていた Buttiglione 氏は、10月30日、委員候補を辞退する旨を明らかにした(参照)。
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