ポーランド議会(両院)は、すでにリスボン条約の批准を了承しており(詳しくは こちら)、Kaczynski 大統領による批准書への署名が待たれているが、2008年6月23日、大統領報道官は、アイルランドがリスボン条約の批准を決定するまで、大統領の署名は延期されると発表した。また、アイルランドの国民投票で批准が否決された現在、リスボン条約の意義は失われたとの見方を示した(参照)。大統領が批准書への署名を拒む背景には、国内の政治対立が存在する(詳しくは こちら)。
同じくEU懐疑派で知られるチェコの Klaus 大統領も、リスボン条約の発効を疑問視する発言を早々に行っているが(詳しくは こちら)、新条約は新たなハードルを突き立てられた形となっている。
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