2005年6月9日、tagesschau.de は、欧州中央銀行元総裁の Wim Duisenberg 氏(オランダ)のインタビュー記事を公表しているが(参照)、その中で、元総裁は、独仏首脳の要請 に従い、憲法条約の批准手続が続行されるとすれば、批准を否決する国が相次ぎ(イギリスでも否決される)、憲法条約の生命は絶たれてしまうため、英政府の判断は非常に賢明であると述べている。なお、批准手続の継続は、独仏首脳からだけではなく、EU諸機関から要請されている(参照)。
母国 オランダの国民投票 で、憲法条約の批准が否決された理由については、EU財政への負担が大きいこと、特に、国民一人当たりに換算すると、EU加盟25ヶ国中、最も多くの資金をEUに提供していることに対し、国民は強い不満を抱いている点を挙げている(参照)。
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