2008年7月8日、オランダ上院(第1院)は、圧倒的多数の議員の賛成の下、リスボン条約の批准を決定した。批准に反対したのは、社会党や一部の野党議員に過ぎなかった。特に、社会党議員からは、リスボン条約は
2005年6月の国民投票 で批准が否決された欧州憲法条約と内容的に異ならないと批判されていた(参照)。
下院(第2院)は、すでに6月に批准を承認しているため、オランダ議会の批准手続は終了した(参照)。なお、政府は、リスボン条約はオランダ憲法に触れないとして、国民投票を実施しなかった(参照)。欧州憲法条約の批准を否決したフランスも、同様に国民投票を実施せず、国会審議によりすでに批准を決定している(詳しくは こちら)。
6月のアイルランド国民投票の結果を受け、リスボン条約の批准手続を中断する加盟国もでているが(詳しくは こちら)、オランダを含め、すでに21ヶ国が批准を決定している(7月8日現在)。
すでに批准を決定している21ヶ国
まだ批准を決定していない6ヶ国
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