2006年2月11日付けの Die Presse 紙によると、アイスランドの
Halldór Ásgrímsson
首相は、遅くとも2015年までに、アイスランドはEUに加盟するとの意向を示し、国内で大きな議論を引き起こしている(参照)。EU(EC)のように緊密な経済統合を望まないアイスランドは、EFTA
に加盟する一方で、EU加盟国とも経済統合を推し進めているが(後に
EEA へ発展)、輸出量の70%を占める水産業の制約に反対し、EUには加盟していない。EUに加盟した場合には、EUの漁獲量割当制度に従わなければならないが、その枠内でも自国の利益が守られるかどうかを調査した後に、EU加盟の是非については本格的に議論されるものとみられている。Ásgrímsson
首相は、2007年に調査結果を発表するとしている。なお、ユーロ導入については、導入を見送っているイギリス、スウェーデン、デンマークの態度にかかっていると述べている。
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