オーストリア 欧州憲法条約の批准に向け国内法を整備
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2005年3月2日、オーストリア国会(Nationalrat[国民議会])は、新法(Verfassungsgesetz)を制定し、欧州憲法条約は両議会が3分の2の多数決によって批准することを定めた。審議中、特に大きな争点はなかったが、唯一生じた問題は、国民投票の実施についてであった。新法によれば、国民投票は実施されず、国会が批准について決定することになる。この点について、Schüssel
首相は、国民投票の実施が各国で異なっているのは(参照)、満足しうるものではないと述べている。なお、かねてより、Fischer 大統領は、EUレベルで統一して投票を実施すべきであるとしている(参照)。
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