アイルランド国民投票(2008年6月12日)の結果を受け、EU拡大に慎重な見解も主張されているが(参照)、6月17日、トルコの国内法と EU法の総体系(acquis
communautaire) のスクリーニングは、新たに2つの章(「会社法」と「知的所有権法」)で開始されることになった。
2005年10月に加盟交渉が開始されて以来、スクリーニングは 全32章 のうち6つの章ですでに開始されているが、トルコがキプロス船籍の寄航や航空機の離発着を認めず、いわゆる アンカラ議定書 の完全な履行を怠っていることから、多くの章でスクリーニングは凍結されている。また、これを理由に、2006年12月には交渉が中断されているが、後に再開されている。現在までに完結している章は1つに過ぎない(参照)。
なお、2005年10月に発表された 加盟交渉計画 では、EU法の総体系(acquis
communautaire) は、全35章とされていた。
|