基本合意(枠組み合意)の主な内容
農産物貿易
今回、採択された枠組み合意は、ウルグアイ・ラウンドの合意よりも、さらに徹底して農産物貿易の自由化を推し進める形となっている。具体的には、自由貿易の阻害要因とされる農業支援や輸出補助を大幅に切り詰め、また、国内市場の大幅な開放について合意されている。他方、発展途上国は、長期間にわたり、このような措置を講じる必要はない。さらに、最も発展の遅れた50の国には、全く義務が課されない。これらは、現在のEUの農業政策の方針に合致している。
発展途上国の発展援助
枠組み合意は、発展途上国のための特別優遇制度を強化すべきとしている。また、これらの国の貿易を支援する政策の発展を評価する一方で、その改善・強化の必要性を確認している。
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