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2005年3月の欧州理事会決議 〜 Prof. de Grauwe のコメント |
2005年3月22〜23日の欧州理事会の決定について、Leuven 大学の Paul de Grauwe 教授(経済学)は、以下のようにコメントしている(Handelsblatt
v. 24./25./26. 3. 2005, Seite 2)。
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域内サービス市場の自由化に関する指令の見直しについて
欧州委員会の指令案 に対し、フランスはヒステリックなまでに反応しているが、ドイツがフランスに呼応し、指令案に反対したことは残念である。なぜなら、本来、サービス市場の自由化はドイツにとって大きなプラスになると考えられるからである。
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A |
安定・成長協定の柔軟化について
財政赤字の判断基準が緩和されたからといって、独仏両国の債務が大幅に増えるようなことな起きないため、実務に影響は生じないであろう。
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B |
新しいリスボン戦略について
従来の戦略は、非常に野心的であり、政治家の「白昼夢」とも捉えうるため、幾つかの分野に焦点を絞ることは適切である。もっとも、それで十分であるかどうかは疑わしい。
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Handelsblatt v. 24./25./26. 3. 2005, Seite 2 ("Lissabon ist ein Tagtraum der Politiker")
欧州理事会の最終決議
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