2004年6月18日、EU理事会は、欧州委員会の提案に従い、クロアチアとの加盟交渉を開始することを決定した。開始時期は2005年とされている( その後、加盟交渉開始予定日は3月17日と決定された[参照])。
今回の決定は、その他のバルカン諸国の制度改革を刺激することになると解されるが、EUは、少数派の差別禁止、司法制度改革、また、汚職撲滅対策の実施をクロアチアに要求している。さらに、国連のユーゴスラビア法廷への完全協力を求めている(参照)。
同時にトルコのEU加盟問題 (参照) についても声明が出されたが、同国の加盟へ向けた継続的かつ持続的な努力が確認されている。また、キプロス問題解決のためになされたトルコの貢献が評価されている。他方、司法制度や軍事制度の改革や、人権保護の改善を要求している。トルコとのEU加盟交渉を開始すべきかどうかは、2004年12月に判断されることになっている。
参照(その後の発展)
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