|
Case C-377/02, Van Parys [2005] ECR I-1465
EC裁判所 2005年3月1日 判決 |
|
国内裁判所における事例
ベルギーに本拠を置く Van Parys は、20年以上にわたり、エクアドルからバナナをECに輸入しているが、バナナ市場規則(Commission Regulation No 2806/98)に基づき、1999年の第1四半期の輸入量は削減されることになった(国内の行政機関は、Van Pary が申請した輸入量の約70%についてのみ、輸入ライセンスを与えた)。また、第2四半期についても、バナナ市場規則(Commission Regulation No 608/1999)に基づき、輸入量がさらに削減されることになったため、Van Parys は、輸入ライセンスの交付に関する Belgisch Interventie- en Restitutiebureau (the Belgian
Intervention and Refund Board, ‘BIRB’)の決定の適法性を争い、ベルギーの国内裁判所(Raad van State)に提訴した。訴えにおいて、Van
Parys は、BIRB の決定は、WTO諸協定に反するバナナ市場規則に基づいているため、違法であると主張している。これを受け、裁判所は訴訟を中断し、WTO諸協定や枠組み協定に違反するバナナ市場規則の有効性に関する先行判断をEC裁判所に求めた(paras.
31-36)。
|