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Lisbon Strategy
〜 リスボン条約 〜



リストマーク 新条約の制定へ リストマーク

2007年3月25日、ローマ条約の締結50周年を祝し、当時のEU理事会議長国ドイツの首都ベルリンで式典が開催された。また、発効が危ぶまれている欧州憲法条約 に代わる新しい条約を締結することで合意が成立した。この決定を受け、2007年6月21・22日の欧州理事会では、新条約の骨子が定められた(参照)。

2007年7月23日、新条約を起草するための政府間協議が開始された。また、次期、欧州理事会(同年10月18・19日)に草案を提出することが決定された。この計画通り、草案は提出され、10月19日、リスボン(当時の理事会議長国の首都)で開催された欧州理事会において採択された(詳しくは こちら)。

また、新条約は、2007年12月13日、リスボンにおいて、全加盟国政府の代表によって締結された。その発効には、全加盟国による批准が必要となるが、次期欧州議会選挙が実施される2009年6月までに発効させることが目標として掲げられた。もっとも、 2008年6月、アイルランドで実施された国民投票で批准が反対票が過半数に達したことなどを受け、前掲の目標を達成することはできなかった。リスボン条約がようやく発効するに至ったのは、2009年12月1日である(詳しくは こちら)。



リスボン条約

© European Union, 2010

(参照) ・ リスボン条約

  ・ 加盟国の批准状況


・ 欧州憲法条約

  ・ 欧州憲法条約の批准危機


・ リスボン条約による改正後のEU条約等