Top      News   Profile    Topics    EU Law  Impressum          ゼミのページ


さらなるEU拡大に対するEU市民の見解


 2004年12月11日に発表された Eurobarometer の調査結果によると、数年後のEU拡大(ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、トルコの新規加盟)に対するEU市民の見解は、新旧加盟国間で大きく分かれている。

 従来の EU加盟国(15ヶ国) では、第2次東方拡大に
反対する市民が43%と最も多く、賛成派(37%)や分からないとする者(20%)を上回った。反対派が最も多いのは、オーストリア(62%)で、支持者はわずか28%に過ぎない。同国に次ぎ、ドイツ、ルクセンブルク、フランスでも支持者が少ない(それぞれ、36%、38%、39%、なお、EU25ヶ国の平均は53%)。


       リストマーク オーストリア国民の見解



 他方、2004年5月に加盟した 中東欧諸国 では、さらなる拡大を支持する人が過半数に達した。ポーランド(78%)、リトアニア(76%)、スロベニア(75%)では、70%を超えており、25ヶ国全体 を通し、最も高い値となっている。

 なお、個々の国ごとに、その加盟を支持するかどうかについては、調査されていない。



(参照) Der Standard v. 10. Dezember 2004 (Osterreich will keine neuen EU-Mitglieder)

トルコとウクライナのEU加盟に関するEU市民の見解



(2004年12月11日)



リストマーク 第2次東方拡大 Topics のページに戻る