国内市場の活況を背景に、アイルランドは多くの国外労働者を受け入れている。2004年5月のEU東方拡大に際しても、新規加盟国の移入を制限する権利を放棄した(参照)。その結果、2004年以降、16万3000人の外国人労働者が職に就いており、移民の割合は、従来のEU加盟15ヶ国中、最も高くなっている。その結果、政府の自由化路線とは対照的に、国民の約80%は、規制を必要と捉えているとされる(参照)。
なお、アイルランドの失業率(4.3%)は、多数の移民を受け入れているにもかかわらず、EU加盟25ヶ国中、最も低い(参照)。
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