EC全域の調和のとれた発展を目指し、ECは地域振興を助成しているが (詳細は こちら)、経済・社会的発展に遅れた中・東欧諸国はより多くの支援を必要としている。新加盟国がEU(EC)加盟を熱狂的に支持した背景には、この財政支援に対する期待感があったが、すでに拡大前より、援助が行われてきた (ISPA、Phare-Programm 、SAPARD)。加盟後の支援の骨子も2003年末までに固まっていたが、EU加盟が実現したことを受け、6月23日、欧州委員会は財政支援を正式に了承し、新加盟国の代表も出席し、調印式が行われた。
2004年〜2006年、新規加盟10カ国には、 ECの各基金と結束基金より、24兆ユーロが給付されるが、まず、新加盟国の経済・社会発展のために優先的に配分される。また、各国の行政当局の機能強化にも予算が優先的にあてがわれる。
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