2005年6月30日、キプロス共和国の国会は、欧州憲法条約の批准を了承した。全56人の議員のうち、批准を支持する者は30人、反対者は19人、棄権者は1人であった(参照)。
反対したのは、共産党(野党)に属する議員のみであったが(議席保有数は20)、憲法条約はネオ・リベラルで、また、軍事的であるとしている。さらに、EUの外交政策がNATOに依存していることも批判している(参照)。
他方、棄権したのは、自然環境保護政党に属する議員であったが、同党は国民投票の実施を訴えている。また、批准手続の休止に関する欧州理事会の決定(詳しくは
こちら)を無視するものとして批判している(参照)。
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