7月9日の課題(4年生)

EU難民政策に関するEU裁判所の判決


① 2015年秋以降、EUは難民危機に直面したが、その難民はどこから来た人々か答えなさい。

② 以下の文章を読み、空欄に適語を入れなさい。

 ①で答えた難民は、( ア )や( イ )に上陸し、両国から他のEU加盟国、特に、( ウ )へと移動したが、1980年代、一部のEU加盟国間で締結された( エ )協定と、それに基づき発展してきたEUの制度によって、いったんEU内に入った者は、パスポート検査を受けることなく、自由に移動することができる。

 EUには( カ )と( キ )という二つの立法機関があるが、伝統的に主たる立法機関とされているのは( カ )である。( キ )条約は、両者を同等の立法機関としているが、現在でも、加盟国の重大な利益に深く関わる案件については、( カ )にのみ立法権が与えられている。

 ( ア )と( イ )を救済するため、( カ )は、16万人の難民を全ての加盟国で分担して引き受けることを決定した。特に、ポーランドは6182人、チェコは2691人、ハンガリーは1294人、受け入れることを決定したが、チェコは12名のみ、他方、ポーランドとハンガリーは一人も受け入れていない。なお、この3国の反対にも拘わらず、( カ )が難民の割当てを決定することができたのは、( カ )は( ク )によって議決をとるからである。


③ ポーランド、チェコ、ハンガリーがEUの政策を実施していない理由を挙げなさい。

④ 上掲の3国に対し、EUはどのような対応したか簡潔に説明しなさい。なお、EUの諸機関の名称を挙げ、それがとった対応について説明しなさい。

⑤ この問題について、EU裁判所はどのような判断を下しているか説明しなさい。



(参考)
 ・BBC News Japan

 ・AFP BB News



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 答案は、2020年7月8日(水)18時まで受け付けています。