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練習問題

関税同盟と域内市場


〔問題〕以下の文章を読み、誤りが含まれているものを2つ選びなさい。

① EECを設立した6ヶ国はGATTに加盟していたため、GATTに違反してはならず、GATTが認める例外を利用し、EECを設立した。

② イギリスは関税同盟であるEECのような強力な国際機関への加盟をきらい、オーストリアやスイスといった国々と自由貿易地域であるEFTAを設立した。

③ EUは域内における商品の移動の自由を保障している。そのため、ある加盟国で適法に生産され、販売することができる商品は他の加盟国に自由に輸出し、販売することができなければならない。これは加盟国間では貿易が自由化されることであるが、関税同盟の内部では、このように貿易が自由化されていなければならない。

④ 最恵国待遇とは最も裕福な国に合わせ、全ての国に対応するという趣旨の原則である。

⑤ EU内では人の移動の自由が保障されているため、ある加盟国出身の労働者は他の加盟国に自由に出かけ、働くことができるが、労働者ではない者にこの自由は保障されていない。

⑥ EU内ではサービスの移動の自由も保障されているため、イタリア出身の歌手はフランスに出かけ、コンサートを開くことが制限されない。

⑦ 商品とは目に見えるが、サービスは目に見えない。

⑧ EU内では加盟国間における国境検査が廃止されているが、これはシェンゲン協定に基づき発展してきた制度である。なお、一部のEU加盟国でシェンゲン協定が締結されたのは、国境検査の廃止に関する権限が当時、EUには与えられていなかったためである。



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