ベルギー国会、批准を承認
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2005年5月19日、ベルギー国会は、欧州憲法条約の批准を了承する決定を下した。批准に賛成した議員は118人、反対した議員は18人、棄権した議員は1人であった。なお、反対したのは、極右政党
Vlaams Belang に所属する議員のみであった。
批准には、さらに国内の5つの地方議会の承認が必要となる(参照)。なお、当初、ベルギー政府は、国民投票の実施を計画していたが、国内政党の支持が得られず、断念している(参照)。
審議に先立ち、Guy Verhofstadt 首相は、欧州憲法条約は、国境検査の廃止やユーロの導入のように、目に見える大きな変化をもたらすものではないが、より緊密な欧州統合の枠組みを整える共に、大国と中小国、従来の加盟国と新規加盟国、リベラルな国と保守的な国のバランス関係を入念に調整しているとし、憲法条約への支持を求めている(参照)。
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