法学部で西洋史を学ぶ皆さんへ

法学部で西洋史を学ぶ学生の皆さんへ

 憲法、民法、刑法といった主要な法の重要事項は、中学・高校の社会科の授業でも学びますが、大学では、それとは比較にならないほど、多くのことを学びます。そのため、「法」は大学生になって初めて学ぶ科目と捉えることもできるほどです。これに対し、西洋史にとっては、すでに中高の授業や日常生活で学んできたことが非常に重要で、大学で一から学ぶ科目ではありません。これは、西洋史は教室の外でも学ぶことができ、また、教室に入る前に学んできてほしい科目であることを意味します。
 平成国際大学の法学部では、法だけではなく、政治や経済について専門的に学ぶことができます。「そのために入学したのに、また西洋史の勉強をしなければならないの?」という疑問を抱く学生もいることでしょう。しかし、大学で専門科目、特に、政治学を学ぶ上で、歴史は非常に重要で、両者は密接に関連しています。逆に言えば、世界史の知識に乏しい学生には、大学での専門教育が難しく感じられることでしょう。これは、学外の生活、例えば、映画のストーリーや、旅行で訪れる国や地域、ふらっと立ち寄った通りについて理解する際にも当てはまります。専門知識を修得するだけではなく、万事に関する理解度を深めるために必要な教養を身につける上でも、世界史は重要です。 



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