A  テーマ  
 中学校や高等学校の授業科目である「世界史」を基礎としながら、西洋の歴史(ヨーロッパや北米の歴史)について学びますが、特に、西洋諸国の対立・分裂や友好・統合関係を主要なテーマとします。

B 到達目標 
 以下の事項について正しく理解することを目標とします。

  1. 古代から現代にいたる西洋史の概略
  2. ドイツ(1871年)、イタリア(1870年)、スペイン(1479年)、アメリカ合衆国(1776年)等の建国・統一
  3. 西洋諸国間の統合(EUを含む)

 同時に、この科目が教職課程の「教科に関する科目」に指定されていることを踏まえ、中学校や高校における教育・指導法の習得を目指します。


C 授業の概要  
 西洋史を以下の10の時代に分け、説明します。

1. 西洋文明の基板となった古代ギリシャやローマ帝国の歴史
・ローマ帝国の分裂(395年)とその後
・キリスト教の布教開始と普及
 
2. 中世のヨーロッパ:僧侶と騎士の時代、都市国家の時代(500~1400年)

3. ルネサンス期のヨーロッパ:発明と改革の時代(1400~1600年)

4. 絶対君主・領主の時代のヨーロッパ(1600~1700年)
 
5. 民革命期のヨーロッパ(1700年代後半)
 
6. 産業革命期のヨーロッパ(1700年代後半~1900年)
7. 第1次世界大戦期のヨーロッパ(1914~1918年)

8. 第2次世界大戦期のヨーロッパ(1939年~1945年)

9. 東西冷戦期の西洋(1945~1989年)

10. 現代(冷戦終結後の西洋)

 また、西洋文明の基盤となったキリスト教の布教開始と発展や、現代西洋史を学ぶ上では欠かせないEU(欧州連合)統合や、EUと東欧諸国や米国について重点的に学びます。


D  課題(試験やレポート等)に関するフィードバック方法
(1) 小テストについて
 定期的に小テストを実施しますので、授業には必ず出席してください。やむを得ず授業に欠席する場合は、次の授業が始まるまでに欠席届を提出してください。

 欠席届は担当者のホームページから送信することもできます(こちらクリックしてください)。  

 次の授業が始まるまでに欠席届が提出されている場合は、授業後に小テストを受けることを認めます。  

 小テストの解答は、小テストの終了後または次回の授業の冒頭で発表します。  

 小テストの成績が優秀な学生には学期末試験を免除します。

(2) 学期末試験について
 学期末の定期試験期間中に筆記試験を行います。持ち込みは全て可とします。
 なお、学期末試験の解答は担当者のホームページ上で公開します。


E  準備学習
 講義ノートをよく読み、自習してください。  

 ※ 講義ノートを学期末試験に持ち込むことができますので、日頃から講義ノートの内容をよく理解し、整理しておくと良いでしょう。


F 履修上の注意
  3・4年生は、3年次以降の開設科目である「地域研究(欧州)」「地域研究(欧州)特講」や「EU法」を併せて履修することが望ましい。


G テキスト  
 担当者が作成した講義ノートを使用します。
 講義ノートは担当者のホームページからダウンロードすることができますが、もうしばらくお待ちください。。

 受講者はダウンロードした後、必ずプリントアウトして授業に持参してください。  

 講義ノートをダウンロードするには、ユーザー名とパスワードを入力する必要がありますが、それらは最初の授業時にお知らせします。  

 講義ノートはA4紙・70枚です。一部の紛失やページの順番が逆になることを避けるため、必ずファイルで綴じてください。  


H 参考書
  • 服部良久 他 編著『大学で学ぶ西洋史〔古代・中世〕』(ミネルヴァ書房 2006年)
  • 小山哲 他 編著『大学で学ぶ西洋史〔近現代〕』(ミネルヴァ書房 2011年)
 上掲の図書は本学図書館で閲覧することができます(貸し出しはできません)。



I 学生に対する評価  
 授業中に定期的に行う小テストと学期末に行う筆記試験の成績を総合して評価します。 その割合は、小テストが30%、学期末試験が70%です。  
 なお、小テストの成績がよい学生には学期末試験を免除します(学期末試験を受けなくても、「S」または「A」の成績評価が得られます)。  



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