1. 先史時代(~紀元前3000年)
- 狩猟・放牧による生活
- 農耕の発達、集落・共同体の発足
2.古代ギリシャ・ローマ帝国の時代(紀元前3000年~500年):
古代
- ミケーネ文明の隆盛(紀元前2000~前1200年)
- アテネ、スパルタに代表される都市国家(ポリス)の繁栄(紀元前8世紀~前5世紀)
- アレキサンダー大王(マケドニア王、在位紀元前336年~紀元前323年)によるギリシャ支配と東方遠征
→ ヘレニズム文化の出現
- ローマ帝国によるヨーロッパの統治、ガリア支配、ゲルマン民族との戦い
- → 古代ギリシャ・古代ローマの文明(アンティーク)とゲルマン文明の接触
- ユダヤ教を基礎とするキリスト教の布教開始・普及(ローマ帝国における禁止を経て、唯一の国教となる)
- 東ローマ帝国(ビザンティン帝国とも呼ばれる)の首都は コンスタンティノポリス(現トルコ・イスタンブール)に置かれ、1453年まで存続
-
- 西ローマ帝国の首都はメディオラーヌム(現イタリア・ミラノ)、後にラウェンナ(現イタリア・ラベンナ)に置かれ、476年まで存続(👉これをもって古代が終わり、中世に入る)
3.僧侶と騎士の時代(500年~1000年):
中世(初期)
- ヨーロッパのキリスト教化、大聖堂の建築、教会(教皇)の権威が高まる。
※ イスラム教の始原と普及
- 西欧における農耕の発展、大土地所有者の出現(👉身分社会、封建社会の出現)
- フランク王国の発展:800年、国王カール(カール大帝)が教皇により西ローマ皇帝の冠を授けられる 👉 西ローマ帝国の復興
4.王国・都市発展の時代(1000年~1300年):
中世(中期・後期)
- 商工業や都市の発展(👉 教会(教皇)による支配からの独立、教会との対立)
- キリスト教内の対立(東西教会の分裂)
- 十字軍遠征(聖地エルサレムをイスラム教徒から奪回するためのキリスト教徒の東方遠征)
5.発明と宗教改革の時代(1300年~1600年):
ルネサンス期
- 教皇の鼎立(西方教会大分離、西方大離教会)
- 百年戦争(37~1453年におけるイングランド王とフランス王の戦い)
- 黒死病の流行(1348年)
- 古典(古代ギリシャ・ローマの文化)の復興(文芸復興、ルネサンス)
- 羅針盤、火薬、活版印刷の発明(ルネサンス期の3大発明)
※ 東ローマ帝国の滅亡
※ スペイン統一、国土回復(レコンキスタ)達成
※ アメリカ大陸の発見
- ルターによる宗教改革(1517年)👉 宗教戦争へ発展
6.絶対君主・領主の時代(1600年~1700年):
黄金期
- 世界貿易や資本主義の発展
- 科学革命(ガリレオやケプラーの活躍)
- イギリスでは清教徒革命と名誉革命を経て議会政治が発展
- フランスではルイ13世による絶対王政が確立
- オランダでは貿易が発達
7.啓蒙と市民革命の時代(1700年~1800年):
ブルジョアの世紀、
啓蒙時代
- ※ 主な啓蒙思想家:ロック、モンテスキュー、ルソー、ヴォルテール
- フランス革命(1789年)👉 立憲国家、人権保護、市民(国民)の概念の発展
- ヨーロッパの覇権拡大(植民地政策や奴隷貿易の発展)
8.ナポレオンと帝国主義・世界分割の時代(1800年~1900年):
産業革命期
- ナポレオン1世によるヨーロッパ支配(1804年~1814年、1815年)とウィーン体制
→ 神聖ローマ帝国の崩壊
- ナポレオン3世によるヨーロッパ支配(1852年~1871年)
9. 世界大戦と帝国主義崩壊・近代化の時代(1900年代前半)
- 第1次世界大戦の勃発(1914年~1918年)と戦後のヴェルサイユ体制
👉 ワイマール共和制の発足(1919年~1934年)
- 世界恐慌の発生(1929年)
- 第2次世界大戦の勃発(1939年~1945年)、ユダヤ人の大量虐殺
10. 冷戦とEU統合の時代(1900年代後半)