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学問のすすめ

 
 『学問ののすゝめ』の巻頭を飾る、この有名な件は、1766年7月4日に採択された「アメリカ独立宣言」(The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America)を範にしているとされているが、同宣言では、次のように謳われている。

We hold these Truths to be self-evident, that all Men are created equal, that they are endowed, by their CREATOR, with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty, and the Pursuit of Happiness.

 
 このように、「アメリカ独立宣言」では、全ての人は平等に造られ、創造主(神)によって不可侵の権利を授けられていると記されているに過ぎず、福翁の文章のように、「人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と謳われているわけではない。彼の解釈が名文を作り上げ、その卓越した独創性ゆえに、引用した一節は、日本人なら誰もが知る名文となっている。 なお、福翁は「アメリカ独立宣言」の和訳を著書『西洋事情』の中で発表している。



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