2023年のEU


1. スウェーデンがEU理事会議長国に

 EUの立法機関にあたるEU理事会では加盟国が交代して議長を務めます。任期は半年です。

 2022年下半期の議長国はチェコでしたが、2023年元旦はスウェーデンが務めます。理事会の会合は主としてベルギーの首都ブリュッセルで開かれますが、同年6月末までの半年間、スウェーデンはその議長国として、特に以下の点でリーダーシップを発揮することになります(参照)。

・安全保障政策の強化
・経済発展
・環境政策の強化
・EU加盟国における民主主義と法の支配の徹底

 なお、2023年下半期の議長国はスペインが務めます(参照)。

"Global Conversation: What are Sweden's plans when it takes the EU’s presidency in January?"
© euro news 2023



 New(参照)スウェーデンについて
 

2. クロアチアがユーロ導入、シェンゲン協定加盟

 2023年元旦、ユーロがクロアチアの公式通貨となりました。これでユーロはEU加盟27ヶ国中、20ヶ国となりました。

 また、同時にクロアチアはシェンゲン協定に加盟し、同国と国境を接するスロベニアやハンガリーとの国境検査は廃止されました。なお、空港におけるパスポート検査は2023年3月26日より廃止されます。クロアチアの加盟により、シェンゲン協定圏は27ヶ国(アイルランド、キプロス、ブルガリア、ルーマニアを除く23のEU加盟国と4つのEFTA加盟国)になりました。

"Introduction of the Euro in Croatia"
© European Union, 2023

"Croatia joins the Schengen area"
© European Union, 2023

3. ヨーロッパ文化都市


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(参考)EU加盟国における国政選挙

 2023年は以下の加盟国で国政選挙が行われる予定です。

・フィンランド 4月2日
・ギリシア 4月23日(参照
・エストニア 5月5日
・スペイン 秋
・ポーランド 秋
・ルクセンブルク 秋

 なお、6月にはトルコで大統領選挙が行われる予定です(参照)。






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