ECの目標の一つとして、共同市場 (Common Market) の創設が挙げられる。この目標を達成するため、ECは、人、商品、サービスおよび資本の移動の自由が保障された域内市場を創設しなければならない(EC条約第3条第1項第c号および第14条参照)。
共同市場と域内市場の相違点について
すなわち、四つの基本的自由を保障することは、ECの目標に当たると考えることができ、EC法上の大原則に属している。 また、経済的には、域内市場を活性化させるだけではなく、資源配分の効率化を確保する上で重要であるが、前述したように、個人の基本的権利としての法的な重要性もあわせ持っている。
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