2005年3月1日、欧州委員会は、新しい禁煙キャンペーンを開始させた。 “Help - For a Life Without a Tobacco” というスローガンの下で繰り広げられる新プログラムは、健康分野の専門化とメディア企業の共同チームによって組織されるが、3年にわたる活動を支援するため、EUは7200万ユーロの資金を提供する。
The European Network for Smoking Prevention (ENSP) の下、政府機関やNGO と協力しながら、テレビ、映画、街頭でEU市民に禁煙を呼びかけることになっているが、愛煙家の80%は、すでに10代の内にタバコを吸い始めていることを踏まえ、ターゲットは若者に置かれている。2005年6月には、ホームページ も立ち上がる予定である。
EU内で喫煙を原因と死亡者は、年間65万人にも達しているとされ、禁煙運動が強化されているが(こちらを参照)、新キャンペーン “HELP” は、2002〜2004年にかけて実施された “Feel Free to Say No” プログラムを継承するものである。
アイルランド、イタリアやマルタにおける取り組みはより徹底しており、公共の場での喫煙は禁止されている。Kyprianou 欧州委員(健康・消費者保護政策担当)は、他の加盟国もこれに倣うならば、我々の取り組みは大きく前進するであろうと述べている。
|