E U 海 岸 侵 食 の 危 機 |
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欧州委員会の委託を受けて行われた調査 "Living with Coastal Erosion
in Europe: Sand and Space for Sustainability" によると、拡大EUの海岸の20%は、深刻な侵食の脅威にさらされおり、この傾向はますます高まりつつあるという。現在、侵食は、年間、0,5〜2メートルの規模で進行しているが、15メートルに達する地域もあるとされる。その主な原因は、海岸や川岸の開発(住宅化)であるが、近時の海面上昇、河川の氾濫、洪水、暴風なども、侵食を引き起こしているとされる。
このような状況を踏まえ、欧州委員会の Margot Wallström 委員(環境政策担当)は、委員会も対策を強化すると述べる一方で、加盟国や地方の政府機関に最善策を講じるよう訴えている。
欧州委員会の対策
欧州委員会は、2005年より、"Thematic Strategy on Soil" を実施する予定であるが、その一環として、以下のEC法(指令)の適用を強化するとしている。
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Water Framework Directive (2000年) |
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Habitats Directive (1992年) |
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Strategic Environmental Assessment (SEA) Directive |
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(2004年5月19日記)
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