2004年9月13日、スペインの首都マドリードベルリンにおいて、西・独・仏首脳会談が開催された。2004年3月の総選挙直前に 電車爆発テロ が起きたことなどを受け、スペインではこの春に政権が交代しているが、José
Luis Rodríguez Zapatero 新政権は、アメリカ寄りと批判されてきた Jose Maria
Aznar 前政権の方針を軌道修正し、イラクから軍隊を撤収している。また、今回の会談に見られるように、独仏側に歩み寄っており、両国を主軸とする欧州外交路線に復帰するものと考えられる。
会談において、3か国首脳は、欧州憲法の重要性を強調した上で、迅速な批准に努めるとする声明を発表した。スペインは、EU25か国の先陣を切り、国民投票
を実施することに意欲を示している(参照)。
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2005年2月20日、スペインでは欧州憲法条約批准の是非を問う国民投票が実施され、賛成票が圧倒的な多数を占めた(詳しくは こちら)。 |
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