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EU(EC)の通商政策


発 展 途 上 国 か ら E C へ の 輸 出 支 援


 2004年9月21日、欧州委員会は、発展途上国の貿易拡大を目的としたECの支援額は、2001〜2004年において、28億ユーロに達したと発表した。2003年だけでも、121の新しいプロジェクトが開始されたとされる。また、ECによる支援が成功した事例として、例えば、インドやメキシコにおける措置が挙げられているが、これによって、零細企業の競争力が強化され、女性の職場進出や新ブランドの創出に貢献したとされる。

 発展援助政策
EC条約第177条〜第188条参照)の一環として、ECは、特に、発展途上国からECへの輸出を促進している。市場競争力が弱い途上国が先進国に製品を輸出するのは決して容易ではないこと、また、貿易の拡大は途上国の発展に大きく貢献することから、現在進行中の WTO貿易自由化交渉においても、発展途上国の輸出促進が主たる議題となっているが参照、ECは同交渉においても、リーダーシップを発揮している。

 ECによる支援は、@ 関税の削減、A発展途上国のインフラの整備、B製品の安全性の強化、C輸出関連企業の援助などにまだがっているが、ECへの輸出を支援するため、専用の ホームページ も開設している。


 (参照) 欧州委員会の公式サイト ECの発展援助政策 
(2004年9月22日)