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ヨーロッパの経済統合


リストマーク 欧州経済領域 (European Economic Area (EEA))


目 次

1.

設立・加盟国
EEAの拡大

2.

EC域内市場の拡大

3.

法的基盤

4.

EEA法の解釈・適用




4. EEA法の解釈・適用

 EEA法は、EC条約ないし EC法の総体系(Acquis communautaire” ) を基盤にしているため、それらに同一ないし類似する文言が用いられている。1992年5月に締結されたEEA協定は、EEA独自の裁判所の設立について定めていたが、同裁判所によるEEA法の解釈は、EC法の独自性や EC裁判所 の権限に触れることがあるため、EC裁判所は、その設置を容認しなかった(詳しくは こちら)。


 なお、EEA協定第6条は、同協定の文言がEC条約やECSC条約の文言と同じときは、EC裁判所の判決(ただし、EEA協定の締結前に下されたEC裁判所の判決)に合致するように解釈されなければならないと定める。




(参照)

EEA協定 (EFTAの公式サイト)
Overview of Legal Text (EFTAの公式サイト)
Joint Committee Decisions (EFTAの公式サイト)



 

(2005年5月14日 作成)