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第1審裁判所の判決や決定を不服として、EC裁判所に控訴する者は、異議申立事項（第1審裁判所判決ないし決定内の不服がある部分）とその法的根拠を正確に述べなければならない（EC条約第225条、EC裁判所規程第58条第1項および同裁判所手続規則第112条第1項第c号参照 、Case C 352/98 P Bergaderm and Goupil v Commission [2000] ECR I 5291, paragraph 34）。
また、控訴審としてのEC裁判所の権限は制限されており、第1審裁判所が予め下した法的判断を再審査しうる過ぎない。従って、原審手続（第1審裁判所の訴訟手続）で主張しなかった事項を 挙げ、控訴することは禁止される（Case C-136/92 P Commission v Brazzelli Lualdi and Others [1994] ECR I-1981, paragraphs 58 and 59）。
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