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欧州憲法

イギリス国旗 Blair 首相、国民投票の見送りを示唆


 当初、イギリスの Blair 首相は、フランスの国民投票の結果にかかわらず、イギリスでは、欧州憲法条約の批准に際し、国民投票を実施するとしていた(詳しくは こちら)。しかし、オーストリアの日刊紙 Der Standard によると、Blair 首相は、2005年4月27日、イギリスのテレビ局のインタビューの中で、フランス国民が欧州憲法条約の批准を否決するときは、他のEU加盟国において、憲法条約は忘れ去られるとした上で、無いものについて国民投票は実施しえないとし、イギリスでは国民投票を実施しない可能性について言及したとされる。



(参照)

Der Standard v. 28. April 2005 ("Blair erwagt Verzicht auf EU-Referendum")


(2005年4月28日 記)



New 2005年5月12日、首相再任後に始めて行われた記者会見の席で、Blair 首相は、フランスの状況にかかわらず、イギリスでは国民投票を必ず実施する意向を明らかにした。




New ECの原加盟国である フランスオランダ の国民投票で、憲法条約の批准が否決されたことを受け、6月6日、イギリス政府は、自国の批准手続(国民投票の実施)を一時、凍結することを明らかにした(詳しくは こちら)。




(参照)

Der Standard v. 12. Mai 2005 ("Blair: "Auf jeden Fall" Referendum zur EU-Verfassung")



(2005年5月21日 記 6月6日 更新)