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欧州憲法


批 准 に 消 極 的 な 欧 州 統 合 推 進 派

~ EUにはYes、しかし、欧州憲法にはNo 〜

フランス国旗 フランスの共産党、労働組合、また、その他の左派組織は、批准反対運動を繰り広げているが、しかし、それゆえに、EU統合にも反対するものではないとされる。国民に批准反対を呼びかけるのは、むしろ、よりよいヨーロッパを形成するためであり、EUのことを考えると、「今回はノー」(“Cette fois c'est NON”)と表明すべきとしている(参照)。また、左派政党が批准に反対しているのは、右派政権に対する批判の意味も込められている(詳しくは こちら)。

 これに対し、フランス政府やEUは、憲法条約は現時点で最善の内容となっており、さらなる改善を期待してはならないとしている。また、フランスが批准を否決すれば、危機的状況が生じると警告しているが、フランス国民の多くは、これを真剣に受け止めておらず、メディアも、批准が見送られる場合であれ、ユーロ が消滅することはないと捉えている参照 こちらも参照)。




(参照) Die Welt v. 24. Mai 2005 ("Unser Nein ist pro-europäisch")

批准反対派のホームページ


フランスの批准見送り危機

フランス大統領、国内の青年とテレビ公開討論

フランスの国民投票で批准が否決された場合

フランスの批准見送りがEU統合に与える影響

フランス海外県・領土の反応

2007年大統領選挙の前哨戦としての国民投票

リベラル化に対する左派の抵抗 



(2005年5月24日 記   5月26日 更新)