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欧州憲法


de Villepin 内相、新首相に任命される

フランス国旗 2005年5月29日に実施された国民投票で欧州憲法条約の批准が否決されたことを受け(詳しくは こちら)、翌30日、Jean-Pierre Raffarin 首相(UMP)は辞意を表明した。後任には、同様に UMP に所属し、Jackques Chirac 大統領(UMP)の信任が厚い Dominique de Villepin 内相(UMP)が選ばれた。そのために明いた内相のポストには、UMP の Nicolas Sarkozy 総裁が任命されている。Sarkozy 氏は、党是に従い、欧州憲法条約の支持を訴えていたが、Chirac 大統領とはライバル関係にある。特に、トルコのEU加盟に関しては、推進派の Chirac 大統領とは一線を画している(詳しくは こちら)。


   リストマーク de Villepin 新首相の就任演説




UMP(Union pour un mouvement populaire [国民運動連合])

 UMP (正式には U.M.P.) は、2002年5月の大統領選(第2次決戦投票)で Chirac 現大統領を支持するため、同年4月23日に結成された。Chirac 大統領や Raffarin 前首相は、発起人の一人である。新党は、ドゴール主義を掲げる RPR、中道派の UDF や リベラルな Démocratie libérale に所属していた政治家からなるが、2002年6月の国民議会選挙では、360議席以上を獲得する大勝利を収めている。なお、総議席数は577、また、第2党である社会党の議席は150に満たない。





フランス国民投票、憲法条約の批准を否決

次期大統領選挙の前哨戦としての国民投票

Q & A

批准手続のゆくえ




(2005年6月12日 記)