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ベルギー 国民投票の実施見送りへ |
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当初の計画に反し、ベルギーでは、欧州憲法条約の批准について国民投票を実施しない可能性が高まってきた。2005年1月23日には、新たに、オランダ語系社会党・スピリット(Spirit)が実施を支持しないとする見解を発表している。その理由としては、トルコのEU加盟問題 が濫用される可能性が挙げられている。トルコのEU加盟に反対する国民は、欧州憲法条約の批准にも反対する可能性があり、条約の批准に悪影響が生じることが懸念されている。
なお、Guy Verhofstadt 首相の所属政党で、オランダ語系社会党・スピリットと連立政権を組むオオランダ語系自由党は、国民投票の実施に賛成しているが、多数意見に達しないと解されている。
2005年2月16日、ベルギーの国会は、国民投票に関する法案を否決し、実施しないことを決定した。同法案は、 Guy Verhofstadt
首相の属する自由党によって提出されていたが、連立与党の社会党・スピリット(Spirit)や野党の反対にあい、否決された。
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