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欧州委員会Barroso 委員長 Barroso 委員長

 2004年11月、José Manuel Durão Barroso 氏が第11代欧州委員会委員長に就任した。新委員長は、2004年6月の欧州議会選挙 で勝利を収めた保守系政党に所属する政治家であり(参照)、委員長に就任するまでは、ポルトガル首相を務めていた。首相就任時にはイラク戦争を支持し、米英西は、ポルトガル領のアゾレス諸島で 開かれた会議で軍事攻撃について合意している。後に、Barroso 委員長は、米英主導のイラク戦争を支持したのは、同盟関係を尊重したためであり、武力行使には一貫して反対していると述べている(参照



1956年3月23日
リスボン生まれ

既婚、子供3人

リスボン大学法学部卒業
ジュネーブ大学政治学修士

2002年4月〜2004年7月 ポルトガル首相



 欧州委員会委員長内定に伴い、Barroso 氏はポルトガル首相を辞任し、同じ政党(PSD)出身の Lopes 氏が後任に就いたが、その手腕が問われ、2005年2月には前倒しでが国政選挙が実施された。その際、Barroso 氏は PSD を支援し、欧州委員会委員長の中立性に反すると非難されている。なお、選挙では野党 PSP (社会党)が単独で議席の過半数を占める勝利を収め、政権交代が実現している(参照@A)。

 司法・内務問題担当の欧州委員に内定した Rocco Buttiglione 氏の発言が欧州議会によって批判されたことなど受け、2004年10月27日、Barroso 委員長は委員の人選をやり直しを発表した(詳しくは こちら)。そのため、就任時期は約20日遅れることになったが、豊かさ(雇用の創出)、EU内の連帯の強化、また、安全の確保を5年に及ぶ任期中の政策課題にすえている(詳しくは こちら)。




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 リストマーク Barroso 委員長に関する記事

2005年

11月   22日

 Barroso欧州委員会、就任1周年を迎える

9月   21日

 憲法条約の早期発効を否定

6月   10日

 不信任案、否決される

3日

 欧州憲法条約批准危機に対する対応

4月  11日

 欧州統合一般について

3月  24日

 サービス市場の自由化

1月  27日

 任期中の戦略目標

6日

 インド洋津波


2004年

  ・ 新欧州委員会の発足
  ・
Barroso 氏の委員長内定




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